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2022年1月12日
アマル・ファシーに対する有罪判決の確定と実刑1年を宣告する、エジプト高等裁判所による、本日発表された昨日の決定を受けて、アムネスティ・中東・北アフリカ調査アドボカシーディレクターのフィリップ・ルーサーは次のように話した。アマルは、エジプト当局がセクハラからの女性の保護に失敗していると批判した女性権利擁護活動家である。
「アマル・ファシーの有罪判決を確定し、1年の実刑判決を宣告した裁判所の決定は、エジプト当局がそのひどい人権記録を改善するよりもむしろ、白紙に戻すことに熱心であることを示しています。またしても、エジプトの人権擁護活動家の正義への希望は、この国の恥ずべき欠陥のある家父長的司法によって打ち砕かれています。」
「政府がセクハラへの取り組みに失敗していることへの批判は、犯罪ではありません。女性により安全な環境を求めるという表現の自由の権利を行使したために、投獄はもちろん、刑罰を受けるべきではありません。エジプト当局は、この残酷で不当な有罪判決を直ちに棄却すると保証しなければなりません。」 |
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「国内人権戦略の中で、エジプト当局は女性の権利を保護するという自らの努力を賞賛していますが、今日の行動は、それらを弱体化させる決定を示しています。国際社会は、性暴力そしてジェンダーに基づく暴力や、それらに対して声を上げる人びとの犯罪化を含む、エジプトの人権状況を調査できる独立した監視・報告機構を設立することで、早急に対応しなければなりません。」
背景情報:
アマル・ファシーは、同国の人権記録を批判した人権擁護活動家に対するエジプト当局の恐ろしい容赦ない暴力の数えきれないほどの被害者の1人である。
セクハラについて語り、この問題へのエジプト政府の無策と、人権への広範な弾圧を批判した動画を自分のフェイスブックページに投稿した後、彼女は2018年5月逮捕された。その後彼女は2年の実刑を宣告され、控訴審で支持された。彼女は2018年12月に執行猶予で釈放された。
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