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2021年10月11日
アンジェリーナ・ジョリーとアムネスティ・インターナショナルは、子どもや若者が自分たちの権利について学ぶ資源を創り出すために協力し、不正義に対して声を上げるためにティーンエイジャーを力付ける新しい本を出版した。
「Know Your Rights and Claim
Them(あなたの権利を知り主張する)」では、子どもの権利という概念がどのようにして生まれたのかを説明し、ハウツーガイドや、人権問題の最前線で活躍する若い活動家たちの多くの感動的な物語を紹介している。
2021年の国際ガールズ・デーには、タイのカイリーヤ、パレスチナのジャンナ、ナイジェリアのオルワトミシンの3人が、彼女たちの活動の素晴らしい物語をシェアし、不正義に立ち向かえば変革が可能であることを証明している。
「私が育ったのと同じ自然の中で育つ権利を次の世代も持ってほしい。」
カイリーヤ・ラーマニャー(19歳)は、タイ南部の漁師の家に生まれた。生物多様性が豊かなこの地域で、彼女のコミュニティは食料と生活の糧を海に依存している。2020年17歳の時、カイリーヤはタイ−マレーシア間の天然ガスパイプライン開発というタイ政府の計画に反対するキャンペーンを開始した。
「私は19年前、タイの南海岸のチャナという村で漁師の家庭に生まれました。私の生活は、そしてチャナのすべての人の生活は、海を中心に回っています。漁はコミュニティのほとんどの人の主な生計手段であり、漁獲物は中国、ベトナム、韓国、日本などのアジア諸国に輸出されています。
チャナでは、漁業はファミリービジネスです。週末には、地元の子どもたちは親と一緒に漁を手伝うために海に出るでしょう。私は父と一緒の海での多くの良い思い出があります。私たちに収入を与えるだけでなく、海は豊かな食料資源です。私の村の周辺の海は、ウミガメや珍しいピンクイルカといった、絶滅の危機に瀕した海洋生物のすみかでもあります。
チャナですべてが変わったのは、2019年に村の周辺で工業地帯の開発が始まったときです。政府は、タイ−マレーシア間に天然ガスのパイプラインの設置を計画しました。これは水深の深い場所での建設を必要とします。この作業を始めるために使用した船は、長さが約30メートルでした。漁師が仕事をしたり、子どもたちが海で遊んだりできなくなりました。
建設している構造物は、地元の人びとの生活や生物多様性に大きな影響を与えるでしょう。この工事が始まると、私の子ども時代は消えてしまいました。チャナは持続可能です。私は海の生物を見ることができました。一帯は緑でした。しかしこの工事が始まったとき、この違いを見ました。受け入れることは難しく感じました。政府がやろうとしていることは、私たちの生活を破壊することです。
2020年、17歳の時、私はタイ政府がチャナを工業団地として開発するタイ政府の計画に反対するキャンペーンを開始しました。何時間もピケを張り、千キロ離れたバンコクの政府庁舎まで行って首相に手紙を届け、開発の中止を請願しました。
その結果、このインフラ計画は保留となっています。新たな協議や調査が行われています。今回はコミュニティの参加もあります。
若者として、変化を見たいならば、そのために闘わなければなりません。それが、私たちが基本的人権を享受できる唯一の方法なのです。」カイリーヤ・ラーマニャー
私は海とともに生き、海のものを食べ、海とともに成長してきました。私たちの間には絆があります。強い絆が。私はチャナを守る両親の姿を見て育ちました。そして私は今のような環境の豊かさに満ちた場所で成長したいと思っています。次の世代に、私が育ったような自然の中で育つ権利を持ってほしいです。若者として、変化を見たいならば、そのために闘わなければなりません。それが基本的な人権を享受できる唯一の方法です。そして私たちを支え、指導を与えるのは大人です。
この本に参加したことを私がどう感じているかは、言葉で説明できません。自分自身を本当に誇りに思います。私のコミュニティの人びとの物語を代弁できたという事実に。私と一緒に闘ってくれた人たちがたくさんいます。私は自分一人でしているのではなく、自分のコミュニティを代弁しています。」 |
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「私たちが生き抜くという現実を変えたいなら、なぜ私は黙っているのでしょう」
ジャンナ・ジハード(15歳)は、パレスチナの小さな村のナビサレ村で育った。2009年、ジャンナが3歳の時、彼女のコミュニティは毎週のデモを始め、彼らは暴力を受けた。5歳の時、ジャンナの叔父と彼女の友人がイスラエル軍に殺害された。7歳の時、彼女は行動を起こした。彼女は母親の携帯電話を使用し、毎日直面している闘いを記録し、人権記者となった。彼女がティーンエイジャーの時までには、彼女のライブビデオは数十万人もの人びとに視聴されていた。2018年、12歳で世界最年少のパレスチナ人記者証所持者となった。
「私の国で成長することは非常に困難です。私は占領下で生まれてからずっと暮らし、催涙弾が発射されるようなその音を聞いてきました。殺害、逮捕、負傷を恐れています。私は平和に友だちと遊ぶこともできていません。私たちは普通の生活を送っていません。
私が初めてジャーナリストになったのは7歳の時でした。私たちが生きていることについて十分な報道がないことを見ました。私はいとこと叔父が殺されるところを見ました。私の母は負傷しました。私たちが感じたこの感情を、人びとは十分には知らないことに気づきました。私は何かをしなければならないと気づき、母の携帯電話を借りて動画を作り始めました。パレスチナの子どもたちの物語をシェアしたことが私の最大の成果です。私の日常生活や奮闘をシェアするプラットフォームを持つことは、とても誇りに思っています。支援してくれる家族がいることは、パレスチナ人の権利を主張する私の助けとなっています。私はシングルマザーに育てられました。家父長制の社会の中でどれほど強く母が生きているかを目撃したことは、私を勇気づけました。
私は活動家家族で育ちました。2009年毎週デモを始めました。イスラエルの兵士たちは私たちに苦痛を与え抑圧していた。私たちがマーチをしていると、軍がやってきて尋問し逮捕します。私の祖母や祖父の話を聞き、私の叔父が逮捕された話を聞き、抵抗について学び、活動家家族で育ったことで、私は黙っていてはいけないと思うようになりました。このような状況で黙っていることは不可能です。私たちが生きていること、そしてまだ経験しているという現実を変えたいと思っているのに、なぜ黙っているのでしょうか？
占領はあなたが想像できる私たちの生活のあらゆる側面に影響を及ぼします。イスラエルの検問所を通過せずに、私は学校に行くことはできません。私たちは、非常に基本権であり基本的権利を侵害する制度の下で植民地化されています。子どもたちは自分たちの権利が何かを知ることは重要である理由です。そうして子どもたちの権利が侵害された時に声を上げることができます。私たちの権利のために立ち上がることは、この占領に抵抗する最も効果的な方法の一つです。あなたの権利についての本を読むことは、非常に教育的で有益となります。子どもたちが自分の権利について学ぶための経路となります。また他の人びとの権利についても学び、そのために立ち上がることもできます。
抵抗は数百万もの方法がありますが、私はこれから変化をもたらすのは若者たちだと信じています。私たちの世代はこれらすべてに対処しています。私は同年代の友人たちと話す時、私たちはエネルギーに溢れています。私たちは世界の不正義に取り組んでいます。私たちは自分たちを変革の世代だと信じていますが、要求する方法を知る必要があります。団結して、人種差別やアパルトヘイト、入植に終止符を打つことができるといいですね。私たちが団結することは非常に重要なことです。それが、この世界を変える唯一の方法なのです!
私の希望は、解放されたパレスチナ、つまり、検問も空襲も爆弾も恐怖もない国です。私は自分の家で、安全な場所で暮らしたい。私はただ、普通の平和な生活を送りたいのです。そこでは、すべての人に正義と平等が与えられ、誰もが平和で調和のとれた生活を送ることができます」
以下省略
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