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2021年1月19日
コンゴ民主共和国当局は、ベニの町で民間人の保護を要請する平和的抗議行動に参加しただけで悪意ある起訴に直面している10人のユース活動家を即時無条件で釈放しなければならないと、アムネスティ・インターナショナルは1月20日の軍事法廷による判決を前に、本日発表した。
ユース運動「変化のための闘い(Lutte pour le
Changement(LUCHA))」に所属する10人の活動家のうち8人がベニで、国連平和維持軍がこの地域の民間人の保護に失敗していると非難する抗議行動を行った後に、12月19日逮捕された。LUCHAに所属する別の2人の活動家は、1月7日にベニでバイクタクシーへの新たな課税に反対する平和的な抗議行動中に逮捕された。
「ベニで民間人の保護を要請しただけでこれらユース活動家の逮捕とその後の起訴は茶番であり、迫害と同じです。この迫害はコンゴ民主共和国の憲法に違反しています。」と、アムネスティ東部・角・五大湖(アフリカ東部)担当副ディレクター、サラ・ジャクソンは話した。
「彼らを迫害するかわりに当局は、影響を受ける地域で継続する殺人や誘拐から民間人の効果的な保護を求める彼らに適切に対応するべきです。当局は彼らに対するすべての起訴を取り下げなければなりません。
8人の活動家は、「卑劣な破壊および妨害行為」の罪に直面し、12月19日以降刑務所で苦しい生活を送っている。彼らの審理は、12月21日にベニ・ブテムボ駐屯地の軍事法廷で開始した。検察によると、彼らが起訴された破壊および妨害行為は、警察施設内で行われたために軍事法廷で裁かれるという。活動家や目撃者は「完全なでっち上げ」であると話している。
逮捕・拘留期間中、活動家たちは警官や他の受刑者に殴られた。彼らの弁護士による軍裁判権の管轄へ異議申し立ての努力は、却下された。
裁判所は、2021年1月20日水曜日に判決を言い渡すと予想されている。検察は先週、彼らに対し懲役10年を要求した。
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8人の活動家:
Mumbere Sikuli Délivrance, 20歳高校生
Mukirania Consolée,
25歳ビジネスウーマン
Kasereka Muhetsya Ezée, 20歳高校生
Kakule Mutsuva Clovis,
27歳法学部卒業性
Nzila Patrick, 18歳高校生
Muhindo Aziz, 32歳タクシー運転手
Lwanzo
Kasereka Kahongya, 34歳大工
Mbusa Elie, 24歳タクシー運転手
2人の他のLUCHA活動家が1月7日、バイクタクシーへの新しい税に反対する平和的な抗議行動中に、ベニの町で逮捕された。Jeanpy
LufungulaとGrace Matembelaは違法に拘禁されている。彼らはまだ正式な起訴されるために裁判官の前に連れて来られていない。
「当局は、これらの活動家に対する皮肉な起訴を取り下げ、憲法とコンゴ民主共和国が加盟している国際人権条約に記された表現の自由と平和的集会の自由の権利を尊重し、保護し、保障しなければなりません」とサラ・ジャクソンは話した。
「2019年に就任したフェリックス・チセケディ大統領の統率力の下、コンゴ当局は、人権の進歩がある程度見られたが、平和的な反対意見を軽蔑して扱うことを止めなければいけません。政府は、LUCHA活動家や他の人びとが日常的に逮捕され、恣意的に拘禁されていたカビラ政権時代に戻るべきではありません。」
背景情報
2014年以降、DRC東部のベニ地域では、ウガンダの武装グループ「民主同盟軍・ウガンダ解放国民軍（ADF-NALU）」が原因だと当局が話す攻撃が繰り返され、数千人の民間人が殺害されている。この地域には国連とコンゴ軍が大量に駐留し、複数の軍事作戦が行われているにもかかわらず、ほぼ毎日のように殺害や拉致が続いている。活動家たちは、コンゴ民主共和国当局や国連が住民の保護に失敗していると非難している。効果的な保護と正義という彼らの要求は、しばしば残忍な弾圧で応えられている。
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