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グスタボ・カティカ
2020年10月15日
私の人生は昨年11月8日に完全に変わりました。
私はチリのサンティアゴの心理学の学生で、大学は基本的には私の生活でした。勉強していない時はバスケットボールをしたり、バイクに乗ったり、ベースを弾いたりすることが好きでした。
しかし、その日、私が大規模社会デモに参加していたとき、チリ国家警察のメンバーであるカラビネーロス〔憲兵隊〕の隊員は私の両目を〔ゴム弾で〕撃ち、私は失明しました。
なぜ彼らは私を撃ったのでしょうか？抗議する権利を行使したためです。
2019年10月18日に始まった社会デモを通じて、私たちは不平等に基づくシステムの変革を求めました。抗議は公共交通機関の値上げが原因で始まりました、しかしそれは数十年の不正義の後の我慢の限界を超える出来事でした。私たちはそれを変えるために街頭でデモを行い、健康と教育へのより平等なアクセスと、より多くの年金を要求しました。
しかし、チリで自分の権利を要求するために街頭に出た時には、いつも一定のリスクがあります。無事に家に帰る保証はありません。抗議デモのために外出した場合、催涙ガス対策のヘルメットやフェイスマスクを用意したり、その影響に対抗するために重炭酸塩やレモンを取ったりしても、カラビネーロスが発射した銃弾から自分自身を守る方法はありません。
国家人権機関によると、社会的激しい抗議の中の最初の6週間で、少なくとも4人が治安機関によって死亡し、12,500人以上が負傷しました。アムネスティ・インターナショナルは、抗議行動する人びとの上半身に意図的に銃弾や催涙ガスの弾筒を発射し、3月の大規模抗議行動が終わるまでに少なくとも460件の眼球の負傷の原因となったと発表しています。
当局の意図は明確です。抗議する勇気への罰として私たちを傷つけるためです。
それ以来、さまざまな地域の多くの人びとが私に支援を申し出てくれました、そして私たちは大きな市民ネットワークを築いてきます。これまでに受けたすべての支援と連帯にとても感謝しています。それが私に前に進む力を与えてくれています。
チリの20世紀の軍事独裁時代の人権侵害の被害者のために、正義、真実、賠償を求めることは重要であるといつも思っています。現在、もう一度正義のために闘うために、こうした支援ネットワークを発展させることが非常に重要だと私は信じています。
当局は私に捜査の進展の最新情報を報告してくれました。多くの遅れがありましたが、9カ月後の8月、カラビネーロス中佐のクラウディオ・クレスポを私の負傷の加害者として逮捕しました。この点で進展があることを嬉しく思っています。今は司法システムがその仕事をし、カラビネーロスに毎日のように外に出て私たちを撃つことを許した者たちを告発するのを待っています。
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アムネスティに感謝しています。なぜならその支援は私のケースでこの進展の達成に非常に重要でした。政府は自国の人びとよりも海外からの世論や圧力により関心があるように見えるので、国際的連帯は極めて重要です。国際機関の支援は基本です、なぜならチリで起きていることにスポットライトを当ててくれるからです。
視力を失うことに慣れることは私には苦しいことです。最初の数日間、食事をするためにフォークを持つことも大変でした。もう一度これらプロセスすべてを学ばなければなりませんでした。しかし、時間が経つにつれ、自分の生活を続けるために必要な能力を発展させています。今では、私は料理などもできます、たぶん下手ですができます。そしてドラムやピアノの演奏も習っています。
最も困難なことは外出することと杖を使うことです。音や環境のためにストレスを感じます。しかし3月、私は撃たれた場所と同じ広場で再び抗議行動のために外出しました。これは私にとって非常に重要なことで、人びとの愛情を感じ感動しました。多くの人が私に感謝してくれました。変な気持ちでしたが素晴らしかったです。
私はパンデミックのためにこの数カ月家族と隔離生活を送っています。私たちは自身が危険にさらされることを避けるために、できるだけ外出をしていません。そして残念ながらチリにおける弾圧は止まっていません。憲兵が街頭にいます。コロナウイルスの拡散を止める手助けのためと言っていますが、ライフルや散弾銃で武装しています。このことがチリで起きていることを私はまだ理解できません。健康危機の時に通りに銃器を持った兵士がいることは理解できません。
憲兵隊は抗議行動に現れますが、彼らは公の秩序を維持するために訓練されていません。逆に戦争のために訓練されています。実際、数カ月前、1人の男性が撃たれて目を負傷しました。残念ながらパンデミックの中でこのようなことが起こっています。人権侵害への政府の立場に変化はありません。
国の将来で私に希望を与えるものは、今度の憲法改正のための国民投票です。一夜にして変わるわけではありませんが、私は大きな一歩になると思います。新しい憲法は、人権の尊重と保障に基づいたものでなければなりません。また、カラビネーロスの全面的な改革も必要です。私たちを傷つけ続けることを許すことはできません。
私は、いつも国家の暴力に苦しんでいる他の人びとを助けたいと思っています、私ができることはどんなことでも。私たちが経験したこの悲劇は
決して起こってはいけませんでした。私たちに残されているのは、人権侵害のすべてのケースで、正義と賠償を要求し続けることです。私たちは、加害者と責任のある政治家に裁きが下るように、警戒を怠らず、法的手続きに従う必要があります。
昨年、チリで私たちが経験した弾圧は、決して繰り返されてはいけないのです。
グスタボ・ガティカのケースは、アムネスティが毎年開催している世界的な手紙書きキャンペーン、世界最大の人権イベント「ライティングマラソンWrite
for Rights」の2020年版で取り上げています。
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