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今年5月、ついにアムネスティのスタッフは2004年以来、初めてウズベキスタンを公式訪問することができた。東欧中央アジア地域事務所の所長マリー・ストラザーズ、副所長デニス・クリボシェフ、中央アジア・キャンペーナーのスヴェトラーナ・ヴォロブイエヴァは、政府関係者や市民社会代表者と会い人権問題について話した。スヴェトラーナはなぜウズベキスタンにおける本物の改革に希望があるのかを話した。
肯定的な変化を見ることはやりがいがあります。14年間、私たちはウズベキスタンの人権状況を監視し報告してきました。当局が中央アジア諸国への訪問という私たちの度重なる要請に応えてくれなかったため、遠く離れた場所からです。私たちは国際人権基準を尊重するよう当局に要請しています。そしてジャーナリスト、人権擁護活動家、元公務員や拷問の被害者とその家族など、ウズベキスタンで権利を侵害された多くの人びとのためにキャンペーンを行ってきました。
2017年7月、アブドゥラジズ・カミロフ外相は、国際人権団体がウズベキスタンを訪問することを歓迎すると発表しました。私たちは招待状を受け取り、英国ロンドンのウズベキスタン大使館が私たちの訪問を可能にしてくれました。私たちは5月22日から25日までの短期間訪問しました。「ウズベキスタン当局が国際人権コミュニティとの対話の再開を望んだことを喜びました。私たちの現在および過去の人権問題について話し合う良い機会でした」とマリー・ストラザーズは話しました。
私たちは当局から温かい歓迎を受け、外務省、検事総長事務所、最高裁判所、オンブズパーソン、国家人権センター、他の多くの政府省庁・機関での高官との会談で、私たちの予定はいっぱいでした。会談中、当局は、改革レトリックが単なる「見せ掛け」ではなく、人権状況の改善と自国の「国民の快適な生活」の保証に真剣に取り組んでいると主張しました。その中には過去の過ちを認め、広範な拷問や人権擁護活動家の投獄、その他ひどい人権侵害などの申し立てによる国際的な評判を改善する必要があると話した人もいました。
私たちの訪問中、私たちはキャンペーンを行った有名な人権擁護活動家、活動家、元囚人に会いました。17年以上投獄されていたジャーナリスト、ムハンマド・ベクジャノフと11年間投獄されていたエルキン・ムラエフに会ったことはとても感動的でした。2人の男性は、国際的公正な裁判基準に甚だしく違反した裁判で長期の懲役刑を宣告されました。2人とも拷問を受けていたと主張しました。
ウズベキスタンで明らかな人権侵害の不足は決してありませんでした。27年間権力を握った後、カリモフ大統領は2016年9月2日に死亡しました。恣意的拘禁、拷問、その他の虐待によって彼の大統領期間の刑事司法制度が定義されました。これらはウズベキスタン当局が異議を沈黙させ権力を維持するために使用した道具でした。シャヴカト・ミルズィヤエフ首相が2016年12月4日に大統領に選出されましたが、彼が支配層エリートの一員であったために、私たちは彼のリーダーシップが人権状況に実際の改善をもたらすことにはほとんど期待していませんでした。
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しかし新大統領には多くのことに驚かされています。彼のリーダーシップの下で、2人の良心の囚人、サリズホン・アブドゥラクマノフとアザム・ファルモノフを含む、政治的に動機付けられた罪で長期刑を受けていた数人の囚人が釈放されました。2017年2月、大統領は待望の司法改革に関する行動戦略を承認し、私たちはこの戦略の実施が成功することを願っています。
それ以来、2017年5月の国連人権高等弁務官による前例のない訪問や、10月の国連特別報告者による宗教もしくは信条の自由や信念に関する2週間のミッションなど、国際人権機関に開放しています。
国の開放は他の積極的な発展のうちの一つです。
2017年11月、ミルズィヤエフ大統領は、自白を得るために拷問を使用すること、そして裁判で証拠として承認することを禁止する政令を発布しました。
その後、2017年末の議会前の演説で、大統領は民主主義、法の支配、司法の強化を力説しました。複数の批評家や彼の改革に懐疑的な人たちを含む、多くの人が彼の演説を称賛しました。
そして、ウズベキスタンの人びとにとって物事が本当に変化しているという兆候が見られます。2月3日、ジャーナリストであり人権擁護活動家ディルムロド・サイードフ(サイード)が早期に刑務所から釈放されました。釈放後の最初のインタビューで、ディルムロドはジャーナリストに、刑務所での精神的・身体的拷問を受けたと話しました。
「首都タシケントの役人たちが、私たちが渡した勧告のリストを考慮することを私たちは希望します。その中には政治的動機付けられた罪で起訴されたすべての人のリハビリのためのメカニズムや、以前の人権侵害を公正かつ効果的に捜査するためのメカニズムが含まれています」とマリー・ストラザーズは述べました。
タシケントで最近釈放されたムハンマド・ベツハノフ、ディルムロド・サイード、エルキン・ムサエフに会ったことはうれしかったです。しかし、彼らへの拷問の申し立ては一度も捜査されていないこと、3人の勇敢な男性が長年苦しんできた人権侵害について責任を負った人はいないことを私たちは忘れるべきではありません。
私たちはウズベキスタンにおける拷問やその他の虐待の申し立てすべてが効果的に捜査され、責任者を裁きにかけることを望んでいます。このことを行うことで、当局は国際人権義務の遵守とすべての人の状況改善のための、持続的で本物の関与を証明することができるのです。
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