LGBTIの「I」を理解する

 
         

私たちの多くは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルそしてトランスジェンダーという用語はよく聞いている。しかしインターセックスは何を意味しているのか?多くの人びとは説明することができず、インターセックスの人びとがどのような問題に直面しているかを言うことができなかった。主要なインターセックス活動家キティ・アンダーソンはLGBTIの「I」について私たちに話した。

インターセックスであるということは、何を意味していますか?
インターセックスは、典型的な男性あるいは女性の「標準」から外れた性徴を持つ人びとの大きなグループための包括的用語です。これらは、性器、生殖器官、性染色体などの第一次性徴、あるいは思春期で明らかになる第二次性徴を含んでいます。インターセックスであることは生物学的特徴であり、ある意味、性自認ではありません。それは性的指向でもありません。

あなたは、いつインターセックスであることが分かりましたか?
私は13歳でした、そして私は怖くなりました。インターセックスであることにまつわる多くの秘密や汚名があり、私は秘密にしました。しかし私のいとこ、インターセックスです、が生まれて2〜3年後、私の家族は秘密のままにせず、それは私たちみんなにとって癒しの過程でした。19歳の時、私はさらに話し始めました。今や私の一部です。


インターセックスの人びとはどのような人権問題に直面していますか?
伝統的な男性あるいは女性の外観に適合している、「標準的な」人びとに対しては、非常に幼い子どもたちに医学的介入が行われています。大抵は子どもがこのことについて意見を言うことができる前に、表面的そして社会的見地において、子どもたちの生殖器の外観を標準的にします。一般に、介入は親の意見で起きますが、親に与えられた情報は通常疑わしく、治療は長期の健康上の影響を受けるかもしれません。子どもたちは、自分自身の体についてのそのような重要な選択をする権利を持っているべきです。

あなたはどのような変化を見たいですか?
表面的あるいは社会的見地に基づく子どもへのすべての医学的不必要な介入を終わらせることです。そして汚名に打ち勝つための教育や認識、親のための精神的なサポート、これらがあればインターセックスの子どもたちは疎外感を抱くことはありません。問題はインターセックスの子どもではありません。理想と一致するよう子どもたちに期待する社会なのです。いくつかの前向きな進展がありますが、まだする仕事があります。

wire2017年1・2・3月号より 

         
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