|
学校は子どもたちが勉強し成長するための場所である。しかし、世界中のたくさんの
少女たちが、自分たちの身の安全を不安に思い、屈辱的で暴力的な取り扱いを恐れ、ただもう一日無事に切り抜けることだけを望みながら学校へ通っている。その結果、数え切れない程の少女たちは、学校へ行くことを止めたり、中退をしたり、きちんと学校に通えなかったりしている。彼女たちの人権‐暴力を受けない権利と教育を受ける権利-は侵害されている。
少女のための安全な学校という、女性に対する暴力禁止キャンペーンの一環の女子生徒に対する暴力に取り組むアムネスティ・インターナショナルのこのプロジェクトは本格化している。短いが極めて集中した活動が、ジェンダーに基づいた暴力に反対する16日間の活動中に実施されるだろう(11月25日〜12月10日)。アムネスティの活動家は、学校やその周辺において少女に対する暴力の注意を喚起することや、このことが少女や彼女らの教育、彼女らの将来にどのような影響があるのかを明らかにすることを目標にしている。女子生徒に対する暴力を止めるための6つのステップを実施するようキャンペーンしている。
• ステップ1: 少女に対するあらゆる形態の暴力の禁止
• ステップ2: 安全な学校のための計画
• ステップ3: 少女に対する暴力事件への対応
• ステップ4: 暴力を受けた少女たちへの支援サービスの提供
• ステップ5: 少女が学校へ行く際の障壁の除去
• ステップ6: 人権侵害からの少女の保護
この導入プロジェクトは、2008年3月の世界的報告書の公表後に始まるさらなるキャンペーンにつながっている。現在計画されている活動は以下のとおりである。
・アムネスティの女性に対する暴力禁止キャンペーンや少女のための安全な学校プロジェクトについて学校長や教師に連絡する。
・学校に少女のために暴力から自由な場所であると自ら宣言するように要請する。
・学校における少女に対する暴力の問題に取り組む、美術展や写真コンクール、演劇などのイベントを開催するように学校に勧める。
|