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公式の軍除隊文書を持った動員解除された子ども兵士たちが、DRCブカブのNGOによる収容施設を離れる準備をしている。彼らはすぐに家族と再会するだろう。しかしたくさんの子どもたちは武装勢力によって再び徴集を強要されやすいのである。c
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2005年11月、元子ども兵士である16歳の「パトリック」はコンゴ民主共和国(DRC)東部の北キブ州の田舎にある生まれ育った村に戻り、3年間会っていなかった両親や女兄弟たちに再会した。6週間後兵士たちが彼を探しに来たときに、彼の帰宅による喜びは断ち切られた。
「彼らは私の軍除隊文書を見せるように要求し、それらを破り、私を殴りました」と彼はアムネスティに話した。「彼らは私の父を脱走兵をかくまったと非難し、父を殴りつけました。そして彼らは家を荒らしまわり、私を縛って外に連れ出しました。彼らのキャンプに着いたとき、私はこれ以上殴られることが怖かったので、彼らと一緒にいることに同意しました。」
3週間パトリックは見張りの役目をさせられた。ある夜彼は逃げ出すことができた。彼は現在ゴマ市の元子ども兵士のための非政府組織(NGO)による収容施設で避難している。
彼を誘拐した兵士たちは、戦争犯罪で起訴されている、RCDゴマ武装勢力の元将軍であるローラン・ンクンダの部下たちであった。過去数カ月間において彼の勢力は強制徴集の責任がある。たくさんの子どもたち、その中には12歳の子どもたちもいる、は政府に対する反乱で戦闘員として働かせるために誘拐されている。その子どもたちの多くがパトリックのような国の動員解除プログラムを修了後自分たちの家に戻ったばかりの元子ども兵士である。軍や武装勢力で15歳未満の子どもを徴集することは国際法で戦争犯罪であると認められている。
パトリックは1998年以降DRCを荒廃させている内戦期間に武装勢力によって、戦闘員、身の回りのことをさせる奴隷、あるいは性奴隷として強制的に働かされている数千人の子どもたちのうちの1人である。武装勢力の兵士たちがパトリックの通う学校を取り囲み、彼や他の子どもたちを森へ連れて行ったとき彼は12歳であった。彼は最後に開放されるまで、戦闘、殴打、栄養失調、病気などの悲惨で危険な3年を苦しんだ。彼の同級生について彼はこう言っている。「ほとんどみんな行ってしまった、死んだんだ」
2002年の国民和平合意の際には、戦闘員として子どもたちの組織的使用は最終的に終了するだろうという希望があった。2004年末までにほとんどの武装勢力は18歳以下を除く彼らの勢力を一つにまとめられた国軍に統合するという政府案を受け入れていた。軍事情報収集施設の統合で、武装勢力は多くの(すべてではないが)子どもたちを連れてきた。そこから子どもたちは市民生活への復帰をサポートするためにNGO収容施設に連れて行かれた。
しかし、ローラン・ンクンダによる子どもの徴集の復活は、ここまで得られた進展を取消す恐れがある。ローラン・ンクンダに対抗する武装勢力マイマイが再び子どもを徴集し始めた、あるいは既に勢力内にいる子どもを解放することを拒絶しているという指摘がある。北キブ州における徴集や進行中の不安感は子ども兵士を動員解除させるNGOプログラムに悪影響を与えている。その多くはこの数週間に一時的に停止せざるをえない状態である。
アムネスティはローラン・ンクンダやその他武装勢力指導者に直ちに子どもの徴集と使用を中止するように要請する。アムネスティはDRC政府と国際社会に、2005年9月にDRC政府によって出された国際逮捕状の対象となっているローラン・ンクンダやその他の子どもを徴集した人間を裁きにかけるよう協調行動を取るように要請する。そうすることでパトリックのような子ども兵士は恐れなく家に帰ることができるだろう。
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