UA 249/09

コンゴ民主共和国(DRC)

対象者：対象者： グレゴワール・ムラムバ(男性)、ティモシー・ムブヤ(男性)、エマニュエル・ウムプラ(男性)、ドミニク・ムノンゴ(女性)　人権擁護活動家

コンゴ民主共和国(DRC)南東部カタンガ州のルブンバシ市の4人の人権擁護活動家が、匿名の殺害脅迫のメッセージを受け取った。この脅迫は続いている。

全員人権擁護活動家である、3人の男性、グレゴワール・ムラムバ、ティモシー・ムブヤ、エマニュエル・ウムプラ、そして女性のドミニク・ムノンゴは、9月16日以降脅迫を受けている。人権擁護活動家たちはゴールデン・ミサビコを弁護する地元のキャンペーンを率いている。ゴールデン・ミサビコは国家の安全を脅かした罪でルブンバシ治安判事裁判所に起訴されている。(UA208/09 AFR 62/013/2009, および追加情報を参照)　
4人の人権擁護活動家が受け取ったメッセージは以下の通りである。「お前は自分が賢いと思っているな。終わっていないことを理解しろ。お前たちがみんな死ぬところを見るつもりだ(略)お前たちが抗議のデモ行進を組織することができるならな」(Vous pensez être plus malin. Saches que ce ne pas fini. On verra quand vous serez tous mort … si vous ferrez encore des marches)、そして「（地元のラジオやテレビでの）お前たちの宣言の後で、ルブンバシを出て行くために、家族にさよならを言うために48時間をやろう」(Après vos déclarations, nous vous accordons 48 heures soit pour quitter Lubumbashi… soit pour dire au revoir à vos familles)

9月21日に受け取った最新のメッセージは、こうであった。「我われは真剣だ（略)我われはお前の行動や家の住所など全部知っている(略)もう時間の問題だ」(Nous sommes et nous restons sérieux à nos decisions… Nous avons tous vos mouvements et vos habitations. …. C’est un problème des heures...)

これらの脅迫は携帯電話の3つの番号から送られており、脅迫を十分に捜査するように要請する法的申し立ての一部として、その詳細を人権擁護活動家たちはルブンバシ検察官に提出している。

追加情報

ゴグレゴワール・ムラムバは、NGO人権および人道的権利センター(CDH)の事務局長、ティモシー・ムブヤはアフリカ人権擁護協会カタンガ支部(ASADHO/カタンガ)の副代表、ドミニク・ムノンゴは女性開発センター(CDF)のコーディネータ、エマニュエル・ウムプラは人権反免責行動(ACIDH)の事務局長である。

ASADHO/カタンガの代表であるゴールデン・ミサビコは国家の安全を脅かした罪で2009年7月24日に逮捕された。ASADHO/カタンガが7月12日にルブンバシから150キロ離れた閉鎖されたウラン鉱山での違法な採掘に共謀したとして政府高官を申し立てた報告書を発表したためである。アムネスティは彼を良心の囚人とみなしている。彼の裁判は8月19日に始まった。検察官は論争となった報告書を発表することにより、ASADHO/カタンガはゴールデン・ミサビコを通して、当局に対してカタンガの市民を扇動しようとしていると申し立てた。8月20日、病気のために、ゴールデン・ミサビコは保釈された。裁判は続いており、判決はまもなく発表される予定である。

匿名のメッセージによる人権擁護活動家に対する殺害の脅迫は、DRCにおいてますます日常的になっている。しかし当局はめったに脅迫を捜査するあるいは使用された電話を追跡するための措置を取っていない。9月初め東部のブカヴ市で3人の女性ジャーナリストが「頭の中の銃弾」で彼女たちを脅迫する同様のメッセージを受け取った。2007年以降ブカヴでは3人のジャーナリストが殺害されているが、加害者は不明のままである。