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  AI INDEX: AFR 62/012/2009 2009年7月13日 期限:2009年8月24日  
     
 

UA 187/09

コンゴ民主共和国(DRC)

対象者: ジャンピエール・シド・ヤンバヌ(男性)、レミー・ボンゴンゴ・ルムヌ(男性)、ロス・ロータ・ルアノンゴ(男性)

 
     
  3人の被拘禁者に死の危険  
     
  6月22日、3人の男性が、コンゴ民主共和国の首都キンシャサの軍拘禁施設から秘密裏に移送された後、強制失踪となっていると考えられる。彼らの生命は危険に晒されている。  
     
 

ジャンピエール・シド・ヤンバヌは4月17日、キンシャサのンガリエマ地区の自宅で、私服と制服の警官によって逮捕された。彼は国家警察監察局(IG-PNC)の警察署に一晩拘禁され、その後キンシャサのキャンプ・ココロの軍警察拘禁施設に移送された。彼は5月18日、腫瘍のための手術を受けるためココロ軍病院に収容された。しかし十分に回復していない6月20日、強制的に監房に戻された。

教会牧師レミー・ボンゴンゴ・ルムヌは、4月29日キンシャサのゴンベ地区で逮捕され、IG-PNCに連行された。 その1週間後、彼はキャンプ・ココロの軍警察拘禁施設に移送された。レミー・ボンゴンゴ・ルムヌのいとこのであ警備員ロス・ロータ・ルアノンゴは、4月29日の夜、ンガリエマ地区の自宅で兵士たちによって逮捕され、IG-PNCに連行された。目撃者によれば、IG-PNC において警官や兵士たちはライフル銃の台尻で彼を殴打し、処刑をするぞと脅迫したという。彼もまたキャンプ・ココロに移送され、そこで傷つけられたために顔は腫れ上がり血だらけだったと言われている。

男性たちは、政府の転覆を企てた容疑をかけられているようだが、起訴されておらず、裁判所に連れてこられてもいない。彼らは6月22日から23日にかけての夜にキャンプ・ココロの監房から軍警察によって移送されたがその行き先は不明である。彼らを探し出そうとする家族や人権活動家の努力は失敗に終わっている。

 
     
 

追加情報
3人の男性はみな、現在国際刑事裁判所で拘束されている、野党政治家であり元反政府武装勢力指導者のジャンピエール・ベンバの地元である赤道州の出身である。アムネスティ・インターナショナルとコンゴ民主共和国の人権NGOは赤道州出身の人びとの、恣意的逮捕や拷問、その他虐待といった非常に多くの事件を発表している。その中には拘留中の強かん、超法規的処刑、拘留中の不審死、強制失踪を含んでいる。ベンバ支持者であるとして、そ政府転覆を企てたとして、ただ彼らの地理的民族的出身のみに基づいて頻繁に告訴されている。
DRC憲法200/6第18条においては、拘禁されたすべての人は家族や弁護士と速やかに連絡する権利を有し、逮捕の理由を通知されなければならない。拘禁の最初の期間(“garde à vue”)は48時間を超えてはならず、その後被拘禁者は判事の前に連れて来られるか釈放されなければならない。すべての被拘禁者は自分の生命、身体的精神的健康および尊厳が保たれるように取り扱われなければならない。

憲法第156条は、軍事裁判の管轄権はDRCの軍および警察の一員によって行なわれた犯罪を取り扱うときにのみ権限を与えられていると規定している。しかしながら軍は失効した2002年の軍刑法に基づいた様ざまな範囲の犯罪で民間人を逮捕および拘禁を続けている。

 
 

アクション:フランス語、英語あるいは母語で以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファクス、eメールなどで、できるだけ早く送付してください。同じ内容のアピール文が後に続きます。それをご利用ください。
・6月22日の夜キンシャサのキャンプ・ココロの軍拘禁施設拘から秘密裏に移送された、ジャンピエール・シド・ヤンバヌ、レミー・ボンゴンゴ・ルムナ、ロス・ロータ・ルアノンゴの行方を直ちにそして公に発表するように要請すること。
・直ちに家族や弁護士の訪問を男性たちに許可するように要請すること。また彼らが必要な医療を受けられるように要請すること。
・彼らの逮捕の適法かどうかを決定するために、3人の男性を文民裁判官の前に直ちに出廷させる保証をするように要請すること。

 
  宛先  
 

大統領
Son Excellence Joseph Kabila
Président de la République
Palais de la Nation
Avenue de Lemera
Kinshasa Gombe
Democratic Republic of Congo
E-mail: presipp@yahoo.fr
書き出し: Dear President/
Son Excellence Monsieur le Président

国家警察監察局
General John Numbi Banza Nsambo
Inspecteur Général de la Police Nationale Congolaise
Kinshasa-Gombe
Democratic Republic of Congo
E-mail: igpncrdc@micronet.cd
書き出し: Dear Inspector General/
Monsieur l’Inspecteur Général

軍検察長官
General Joseph Ponde Isambwa
Auditeur Général des FARDC
Auditorat Général des FARDC
Kinshasa
Democratic Republic of Congo 書き出し: Dear Auditor General/
Monsieur l’Auditeur Général

 
  コピー宛先  
 

〒111-0053 台東区浅草橋5-8-5
コンゴ民主共和国大使館
特命全権大使 マルセル・ムルンバ・チディンバ 閣下
H. E. Mr. Marcel MULUMBA TSHIDIMBA

     
  至急アピールを出してください。期限を過ぎた場合は、UAセンターまでお問い合わせ下さい。  
 

例文

Son Excellence Joseph Kabila
Président de la République
Palais de la Nation
Avenue de Lemera
Kinshasa Gombe
Democratic Republic of Congo

Dear President,

I am writing to express my deep concern about Jean-Pierre Sido Yambanu, Rémy Bongongo Lumuna and Loth Loota L’Anongo, who were taken secretly from military detention in Camp Kokolo, Kinshasa, on the night of 22 June.

I demand that you disclose, immediately and publicly, the whereabouts of Jean-Pierre Sido Yambanu, Rémy Bongongo Lumuna and Loth Loota L’Anongo.

I call on you to allow the men immediate visits from their families and legal representatives and any medical attention they may require.

I urge you to ensure that the three men are brought promptly before a civilian judge to determine the legality of their arrest.

Sincerely yours,

 
 
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