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エドワード・スノーデンは米国と英国によって運営されている衝撃的な電子通信スパイ・ネットワークを暴露した。大規模監視を禁止する世界的なキャンペーンを開始に際して、この大規模スパイ活動がどのようにプライバシー、言論の自由そして民主主義を攻撃するかについて、私たちは元セキュリティ・アナリストと話した。
私たちの政府は私たちがオンラインで行なうすべてのことを監視している。エドワード・スノーデンが約2年前に発表した文書は、どのようにして国の諜報機関が世界中の数百万人もの人びとのプライベートなやりとりを収集・保管・分析するために大規模監視を使用しているかを暴いた。
「私たちは諜報機関に市民の寝室をウェブカメラでのぞかせました」と彼は私たちに話した。「そして彼らは1日に数十億件もの携帯電話の位置記録を集めています。彼らはあなたがどこでバスに乗ったか、あなたがどこに出勤したか、あなたがどこで眠ったのか、あなたが他どのの携帯電話と共に眠ったかを知っています。」
犯罪者のように私たちを取り扱う
私たちの政治家は、自分たちが「テロリスト」を捕まえることができるようにもっと諜報の力が必要であると私たちに言う。しかし大規模監視が彼らの力になるという証拠はまったくない。フランス、パリでのテロ攻撃が起こる数年前に、保安局は国家の安全を脅かす可能性があるとして容疑者たちを確認していたが、当時は彼らを無視した。私たちの個人的なデータがこのことを補うことはなかった。 |
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さらに政府がこのように私たちをスパイする時、彼らは長年の法の原理を捨てている。彼らは私たちを犯罪の容疑者として、そして私たちの個人的な生活すべてを疑わしいものとして取り扱う。「プライバシーは無力なものです」とスノーデンは話した。「しかし透明性は強力です。私たちが紛争の時代に生きるとき、私たちが深刻な外国の敵に直面する場所で、私たちの価値を保護することは重要です。私たちが権利を失うというパニックの時代なのです。」
「このデータを見ている人びとは犯罪者を探しています」とスノーデンは続けた。「あなたは世界で最も潔白な人なのかもしれません。しかしもしだれかがあなたのデータに犯罪性のパターンを見るようなプログラムを作っていれば、彼らはあなたを無実だとは思わず、犯罪者として見つけ出すでしょう。」
現在政府は私たちに、オンライン上では権利がないことを受け入れて欲しがっている。私たちが自分のスマートフォンを取り出すとき、あるいはメールにサインインするとき、私たちがすること言うことすべてのことが、彼らのものである。
私たちが私たちのオフライン生活へのこのレベルの侵入を許さないでしょう。オンラインでそれに我慢をするのをやめましょう。
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大規模監視：基礎情報
大規模監視とは何ですか?
無差別大規模監視は、不正行為の十分な証拠がないのに、多くの人びと、時には国全体のインターネットと電話連絡を監視することを意味します。
監視が合法なのはどんな時ですか?
概して、不正行為の十分な証拠に基づいて、裁判官のような厳密に独立した機関によって正当性を認められたときに対象となります。
大規模監視が合法となる場合はありますか?
政府は自国で大規模監視を合法化できますが、ほとんどの国が署名済の国際法に完全に矛盾するでしょう。
GCHQは何ですか?
政府通信本部(GCHQ)は英国政府に通信傍受による情報収集活動通を提供する治安機関です。
NSAは何ですか?
国家安全保障局(NSA)は米国で諜報機関による情報やデータを収集・分析しています。
政府は私をスパイしていますか?
もしあなたがインターネットか携帯電話を使用しているなら、答えはたぶん「はい」です。 PrismやUpstream(NSAが管理)、Tempora(GCHQが管理)のようなプログラムは、グーグル、マイクロソフト、ヤフーなどのデータにアクセスし、そして世界的なインターネット・コミュニケーションを動かす光ファイバー・ケーブルに侵入します。
彼らは何のデータを集めているのですか?
政府の中には閲覧履歴、インターネット検索、メール、インスタント・メッセージ、ウェブカメラでの会話、そして電話を保存・分析しているところもあります。また彼らはメタデータ、または「データについてのデータ」を集めます。これにはメール受取人、呼び出し時間、位置記録を含んでいます。
私のデータはどうなるのでしょうか?
それはコンピュータ・アルゴリズムによって検索し分析できる大きなデータ・センターに保存されています。NSAやGCHQによって収集されたデータはまた強力なデータベースを通じて他の治安機関職員も利用可能になります。
大規模監視は私たちの人権にどのような影響を与えますか?
それは私たちのプライバシーの深刻な侵害です。人びとが、もし自分たちが監視されていると知れば、自由にコミュニケーションすることを求めなくなるかもしれないなど、言論の自由を制限します。 |
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大規模監視：事実
50億もの位置記録が毎日米国の諜報機関によって携帯電話から収集されている。
毎日、米国の諜報機関は、約2億のテキスト・メッセージを英国と共有している。
NSAは1カ月間で、検索やメールを含む約420億ものインターネット記録を獲得した。
米国と英国の諜報機関は不正行為の容疑者でない何百万人ものインターネット・ユーザーのウェブカメラ・イメージを保存していた。
米国と英国の諜報員は、あなたの携帯電話のマイクの電源を入れてあなたの会話を聞くことができる。電話の電源がオフであっても。
GCHQとNSAは2010年に世界最大のSIMカードメーカーに侵入された。彼らが何十億もの電話を監視することを許したために。
論説 シェリフ・エルサヤード＝アリはアムネスティのデジタル監視活動を導く
あなたをみています、私をみています
エドワード・スノーデンが米国と英国の世界的な大規模監視プログラムを暴露してから、約2年が経過した。私たちがSFの中だけのことだと思った出来事が、実際には現実のものだった。私たちの諜報機関は何億人もの人びとのメール、電話、インターネット検索およびソーシャルメディアメッセージを無差別に傍受している。
私たちはあれから多くのことを学んでいる。インターネットや携帯電話を使用している人はみな監視されている可能性があること。これらの監視プログラムの見落としはほとんどないこと。そして政治家たちはこれまで以上の諜報力を確保するために不安に陥れる戦術を利用するかもしれないことを。しかし2年間何も変化していない。
私たちが今知っていることは既に恐ろしい。私たちが使用するすべての電化製品にインターネットを普及させ、バーチャルリアリティ技術がデジタルと実体の間の区別をぼやけさせることができる権力のある政府を想像して欲しい。
もし私たちが今何もしないなら、ジョージ・オーウェルの「1984」は控えめな未来像のように見えるようになるだろう。私たちの#UnfollowMeキャンペーンは明確なメッセージを世界の指導者に送る。今こそ大規模監視を禁止してください! |
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