人権活動家クリストファー・ンゴイ・ムタムバは1月21日、キンシャサで軍警察の制服を着た武装した男たちによって逮捕された。彼の行方は不明であり、彼には強制失踪、拷問およびその他虐待の危険がある。

クリストファー・ンゴイ・ムタムバは1月21日、午後8時30分頃にコンゴ民主共和国(DRC)首都のキンシャサのヴィクトール付近で逮捕された。彼は軍警察の制服を着た武装した男たちによって標示のない白いジープに無理やり乗せられた。

1月22日、平服の武装した男たちが、家宅捜索令状を持ってクリストファー・ンゴイ・ムタムバの家を訪れた。彼らはクリストファーの複数の文書を押収した。

クリストファー・ンゴイ・ムタムバが司法機関によって拘禁されている、そして彼は出廷するだろうというコンゴ当局による声明にもかかわらず、彼の行方は家族や弁護士を含めて不明のままである。コンゴ当局は彼を起訴していない。

このことはクリストファー・ンゴイ・ムタムバが拷問やその他虐待を受ける危険が高いことを意味している。この国での人権活動家の隔離拘禁は、これまで強制失踪、殺人、拷問そして/またはその他虐待という結果をもたらしている。

クリストファー・ンゴイ・ムタムバは直ちに釈放されるか、法廷に出てはっきりとした刑事犯罪で起訴されるべきである。DRC憲法第18条2項では、再拘留中の被拘禁者はみな管轄権を有する法的機関に移送されるか、または48時間以内に釈放されなければならない。

追加情報

クリストファー・ンゴイ・ムタムバは人権NGO「コンゴ文化と発展の相乗効果」(Synergie Congo culture et développement)の代表と「コンゴ市民社会」(société civile du Congo)のコーディネータである。彼は「コンゴを救おう」(Sauvons le Congo)ネットワークのメンバーでもある。このネットワークは野党および2016年12月以降もカビラ大統領の任期を延長する憲法やその他法律の改定に反対する市民社会団体の連合である。

1月19日から21日までの抗議行動は、そのうちのいくつかは暴力的なものになったが、選挙法改定に反対する抗議行動者によってキンシャサで行なわれた。彼らは、議会選挙および大統領選挙を国勢調査に結びつけた法律であること、そしてこのことはカビラ大統領の任期を2016年12月以降も延長することになると疑っていた。抗議行動中に、数十人が殺害され、数人が負傷し、数百人が法執行機関によって拘束された。

アクション: フランス語、英語または母語で以下の内容のアピール文を作り、航空便、航空書簡（全世界90円）、電報あるいはファックスで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください
・直ちにクリストファー・ンゴイ・ムタムバの居場所を明らかにして、彼が選んだ弁護士や家族そして医療扶助に十分かつ即時のアクセスを保証するように要請すること。
・クリストファー・ンゴイ・ムタムバが拷問やその他虐待を受けないよう保証するように要請すること。
・直ちに彼を釈放するか、法廷に出てはっきりとした刑事犯罪で起訴されるよう要請すること。

(期限切れのため以下省略)