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セルウィン・ストラッチャンは、グレナダで1,715日間を死刑囚監房で過ごし、獄中での26年間の後、最後には2009年に釈放された。この経験がどのようにして彼を自国でそしてカリブ海において死刑廃止の情熱的な擁護者にしたのかをWireに話した。
あなたはなぜ死刑に反対するのですか？
死刑によって、無実の生命が消されるかもしれないし、実際消されています。
私は1986年から1991年までの間、グレナダのリッチモンド・ヒル刑務所の死刑囚監房にいました。1986年12月、私は殺人の11の訴因で有罪判決を受け、他の13人と一緒に絞首刑による死刑を宣告されました。私たちはみな前の政権や軍の関係者でした。アムネスティは、私たちの裁判を「明らかに、そして根本的に不公正である」と述べました。死刑を課すことはその当時義務的なことでした。そして私たちの有罪判決は1991年7月12日に支持されました。
私は1,715日間を死刑囚監房で過ごし、最後の31日間は拷問のようなものでした。7月12日の決定の72時間以内に、刑務所当局は、絞首台を準備し始めました。絞首台は私たちの監房から遠くはありませんでした。絞首刑を待ちながら監房にいると想像してください。職員たちが一心不乱に絞首台を準備する間、絶えず鉄のガチャガチャという音が聞こえるのです。
最後の日々の間、私たちのうちの最初の5人の絞首台が準備されているという情報が私たちに届きました。5人のうちの1人が、別れの言葉を言うために私の監房に来ました。私は彼にこう言ったことをはっきりと思い出せます「あきらめないで欲しい。最後の瞬間も」。私は私たちの処刑を止める何らかの介入があるとまだ信じていました。
アムネスティや他のグレナダ内外の団体による、活発な国際キャンペーンの後、私たちは減刑され、終身刑となりました。しかしながら終身刑はグレナダの法律にはなかったのです。
新しい「生命のための偉大なカリブ人」死刑廃止ネットワークはあなたにとって何を意味しますか?
困難な状況において良い仕事をしています。英語圏の国がみなまだ死刑を保持している地域で活動していることを忘れないでください。また、全世界中の殺人事件の27パーセントはここで犯されています。私たちは世界のちょうど8.5パーセントの人口しかないにもかかわらずです。
このネットワーク(facebook.com/GCFLife)は、死刑廃止を前進させるための情報とアイデアを共有するための素晴らしいフォーラムです。非常に熱心で信頼できる廃止論者がその中で活動しています。私がものすごく尊敬している人たち、プエルトリコ死刑廃止連合のカメロ・カンポ＝クルスとトリニダード・ドバゴのカトリック社会正義委員会のレーラ・ラムデーンです。
あなたはグレナダにおける死刑に関してどのような特別の関心を持っていますか？
立ち止まっているように思います。35年間事実上の廃止国ではありますが、死刑執行の一時停止を求める国連決議に賛成票を投じたことはありません。これはある種の矛盾です。
私たちにはもはや強制的な死刑はありません。殺人などの罪を犯した人びとは、軽減されうる状況にもかかわらず、法律によって死刑を宣告されています。私たちは、グレナダにおける最終的な死刑廃止に向けて動く理由があります。私たちにないもの、それは政治的な意思あるいはこの問題に対する適切なアドボカシーです。
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あなたは、死刑について人びとの心を変えるために何をしていますか?
私はマスメディアと連絡しようして大変な努力をしています。これは進行中の活動です。
ここでは死刑への世論の支持はいまだ強力です。なぜならこのキャンペーンの教育的側面がまだないからです。このことは重要です。しかしカリブ海の人びとが基本的な役割を果たす中でいまだ暮らさなければならない、不十分な社会的経済的状況です。
しかしながら、私はこの風潮がゆっくり変わっていくと信じています。この10年、裁判所は、ジャマイカでのプラットとモルガンのケース、そしてセイントルチアでのヒューズ&スペンスのケースといった、画期的な裁定をしています。この2つのケースでは死刑は廃止されていないにもかかわらず、死刑の使用が制限されました。正しい方向への一歩です。
あなたへのアムネスティの過去の支援はいかがでしたか? 死刑廃止のための現在のキャンペーンはあなたの人生や活動にどんな影響がありましたか?
私へのアムネスティの支援は驚異的です。私は26年間投獄されていて、そのうちの約5年は死刑囚監房にいたという事実を考えても。
アムネスティは私のケースで死刑に反対する絶え間のないキャンペーンにおいて揺れることはありませんでした。アムネスティは私の自由、そして私と一緒だった死刑囚の自由を要請しました。国際的に認められた人権基準を満たさない裁判に基づいて長年投獄されていたからです。私の命を救う救援活動の中でのアムネスティの役割は、死刑に反対する私の現在の活動に大いに貢献しました。
死刑囚監房にいる人びと、そして世界中ですべての処刑を止めるために活動している人びとへのメッセージはありますか?
はい、私のメッセージは簡単です。死刑囚監房にいる人びとには: 元気を出して、希望を捨てないでください。死刑廃止世界連盟(www.worldcoalition.org)があなたの命を救うために活動しています。
そして、世界中で処刑を止めるために活動している活動家には:
偉大で勇敢な活動を続けてください。偉大な犠牲を続けてください。そう続けることで、あなたはこの強力なスローガンへの実際的で意味のある方法で貢献するでしょう。犯罪を止めよ、さもなければ命はない!
カリブ海英語圏における死刑
死刑関連法は英語圏のカリブ海の国すべてで存続している。アンティグア・バーブーダ、バハマ、バルバドス、ベリーズ、ドミニカ、ガイアナ、グレナダ、ジャマイカ、セイントルチア、セントクリストファー・ネイビス、セントビンセント・グレナディーン、およびトリニダード・トバゴ
死刑宣告は、殺人の場合に課され、絞首刑として実施される。反逆罪とテロリズムはいくつかの国では死刑である。
グレナダは、1978年以降執行しておらず、事実上の廃止国であると考えられている。
バルバドスとトリニダード・ドバゴにおける殺人罪とバルバドスでの反逆罪で有罪判決を受けた人びとにとって、唯一の刑が死(強制的な死刑)である。
この地域での最後の処刑は、2008年にセントクリストファー・ネイビスでのチャールズ・ラプレイスの絞首刑である。
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