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それは非常に迅速な変化です。 数日前まで、戦争犯罪と人道に対する罪で手配されていたボスコ・ンタガンダは逃亡中でした。
そして、驚くべき動きですが、コンゴ民主共和国(DRC)の北キヴ州で数カ月にわたって隠れていた後、コンゴ国軍司令官であり元武装勢力の指導者は、ルワンダの米国大使館に出頭しました。
6年以上も、ンタガンダは、殺人、強かん、および子ども兵士の使用を含む、国際法の上の犯罪の容疑者として手配されていました。
火曜日、彼は国際刑事裁判所で判事の前にいました。
DRCで活動する私たちアムネスティのチームの何人かが、手続きが始まることを見るために、ハーグに来ました。
私たちは早くに法廷に到着しました。ンタガンダは彼の弁護人ハッサン・ベル＝ラクダルに付き添われて、予審裁判二部の裁判長の前に座っていました。ICC検察官ファトゥ・ベンソーダは法廷の反対側にいました。
傍聴席170席がすぐに外交団、報道、他の複数のNGO代表、および法廷のさまざまな部署によって満員となりました。
私たちは検察官と弁護人の間に座りました。同時通訳で3ヶ国語での審問がありました。裁判長エカテリーナ・トレンダフィロヴァは英語で審問し、弁護人はフランス語で答え、ンタガンダはキニャルワンダで答えました。
裁判官は、彼の身元、職業そして、被告人としての権利と彼に対する起訴についての知識を確認するようにンタガンダに要請しました。
「はい、私は知識があります」とンタガンダは静かに述べました。彼は1973年にルワンダで生まれたこと、ハーグへ移送される前は軍のメンバーであったと証言しました。
数年間、武装勢力の指導者からコンゴ軍の司令官まで、ンタガンダはDRC東部にさまざまな形で現れていました。
彼は国連職員や国際ジャーナリストがよく行くレストランで飲食することで有名です。ICC逮捕状にもかかわらず、ンタガンダは2009年に軍隊で昇進しました。
ンタガンダは最初は6年以上前にICCによって逮捕状を発行されました。
彼は、2002年から2003年の間、DRCのイトゥリ州で犯された戦争犯罪や人道に対する罪など10の訴因に直面しています。
しかし、3月18日に自首するという彼の決心、そして彼の「任意照会」の背後にある正確な理由は不明瞭なままです。
米国もルワンダもICCを設立したローマ規程の締約国ではありませんが、アムネスティはンタガンダのハーグへの移送を保証するという裁判所への協力を歓迎します。
2012年4月、彼を逮捕するというコンゴ当局からの高まる圧力の後、ンタガンダは兵士の反乱を引き起こし、M23武装勢力を創設しました。私たちは2012年3月から9月までの間にM23戦闘員による不法な殺害、子どもの強制的徴集、強かんを含めた非常に多くの人権侵害を記録しました。
このンタガンダの最初の出廷は、2002と2003年にイトゥリで行なわれた犯罪に、長い間正義の機会を待っていた被害者に希望のかすかな光を提供します。
法廷でンタガンダは彼に対する申し立てを信じていないと述べました。彼がさらに続けて話す前にトレンダフィロヴァ裁判官は、礼儀正しく彼を遮り、この審問は無罪か有罪の問題に対処するものではなく、裁判前の冒頭手続きだと述べました。
彼の結びの言葉では、弁護人ベル＝ラクダルは、裁判まで彼の依頼人のために保釈を要求するつもりだと言いました。
ンタガンダは刑務所でトーマス・ルバンガと接近するでしょう。ルバンガはンタガンダがM23を作る前はコンゴ解放愛国軍(FPLC)の元司令官でした。ルガンガは昨年ICCでの有罪判決後、現在14年の拘禁刑を務めています。
ンタガンダの最初の審問は長い過程になるかもしれない始まりとなりました。次の審問は9月23日に予定されています。その時このケースが裁判にかけられるかどうか決定されるでしょう。
しかしながら、このことは被害者に正義をもたらし、DRC東部で持続した安全を築く第一歩です。
最終的に、国際人権法および人道法に対する犯罪の容疑のある加害者全員を裁判にかけるというコンゴ当局の責任は残っています。
DRC政府は北キヴで起きた犯罪の調査中、ICCと完全に協力するという、コンゴ情報相ランバート・メンデがした約束を実現させなければなりません。
また2012年7月にICCから逮捕状を発行されたルワンダ解放民主軍(FDLR)の軍司令官シルベストル・ムダクムラの逮捕も約束しなければなりません。
しかしながら、これらの2人が行なったとされる犯罪は、過去20年以上の間DRC東部で犯された人権侵害のほんの一部に過ぎません。正義と補償をすべての被害者が手に入れられるように保証するために、ICCを頼るだけでなく、国家の司法制度を緊急に再建することは、コンゴ当局次第なのです。
(英語全文はCNNに掲載されています)
http://edition.cnn.com/2013/03/28/opinion/amnesty-bosco-ntaganda/index.html |