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リビア北西部の寂れ果てた町は、古い隣人同士戦った紛争後に、社会が解決できていないのかを表す悲しいシンボルとなっている。調査員ダイアナ・エルタハウェイの報告である。
私はリビア第3の都市ミスラータを訪れた。この町は戦争犯罪やその他深刻な人権侵害が報告されているリビアの最近の紛争の最もひどかった場所である。ムアマル・カダフィ軍によって残酷な軍事攻撃を受けた場所であった。取り乱した住民たちはタワルガによるミスラータへの容赦ない爆撃を非難した。タワルガとはカダフィ軍が基地を設置した、40キロ離れたアフリカ系リビア人コミュニティのことである。
数百人のミスラータの男性たちが失踪し女性たちが強かんされたと言われていると、住民たちはタワルガを非難した。地元指導者たちはタワルガのすべての人間はカダフィ軍に参加したかカダフィ軍に忠誠心を持っていると私に話した。その後これらの申し立てがタワルガに付きまとうようになるとはだれも思わなかった。
数カ月後、ミスラータの包囲攻撃は終わった。ミスラータの民兵軍はグラートロケットといった強力な武器でタワルガを攻撃し始めたので、約3万人が避難せざるをえなかった。民兵は避難しようとした人びとを銃撃して、数人を殺害し、負傷させた。後ろにいた人びとは、拘束されたか出ていくよう命令された。
私が2011年9月にタワルガを訪問した時、町は寂れ果てていた。町の名前は標識からはがされていた。家々は燃やされていた。あるトラックにはマットレスや他の略奪された商品が積み込まれていた。私たちは歩き回ったが、ミスラータの若い反カダフィ派兵士たちが標的としてタワルガの家々を使用していた。
私が2012年2月に再び訪問した時、町は完全に人の住めない場所だった。道路は砂山によって遮断された。煙は最近の放火があったことを意味した。タワルガへ戻ってくるかもしれないという噂が広まればいつでも、民兵たちはビルを荒らして燃やすと私たちに言った。そしてそのようなことは決して起こらないと誓った。 |
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今日、タワルガの人びとはリビア全土に散らばっている。多くの人びとがトリポリかベンガジの国内避難民(IDPs)簡易キャンプにいる。ミスラータの民兵たちはキャンプを急襲し、無理やり男性たちを追い出した。民兵たちは2月にトリポリの国内避難民キャンプで2人を射殺した。その後タワルガの住民が抗議すると、さらに3人の子どもを含む5人が射殺された。
数百人の男性がミスラータで拘束され、拷問された。そのうち数人が死亡した。他の人びとはこれ以上拷問を受けたくなかったので、殺人や強かんを自白した。逮捕された人びとのうち、正式に起訴されたり弁護士へのアクセスを与えられたりした人はいなかった。
「私たちはミスラータに連れて行かれることを非常に恐れています」とタワルガの男性の家族は私に話した。「私たちはこれ以上悪いニュースを聞くのは耐えられません。どこも安全ではありません、私たちは家を出ることができません。閉じ込められているのです。外に出たらまた逮捕される危険があります。」
攻撃は人種差別的な含みがあるように思える。ミスラータで民兵に拘束されたあるタワルガの男性が私に話した。「私たちを逮捕した人間たちは私たちを『奴隷』と呼び、新しいリビアには居場所がないのだからアフリカに帰るべきだと言いました」。ミスラータの地元新聞やテレビ、SNSで発表されたコメントは、タワルガというコミュニティに対する憎しみと差別を表している。
ミスラータの地方政府は暴力をよくても見て見ぬふりをしており、最悪の場合は共謀している。彼らはしばしば「代替案」がタワルガに必要であり、もし家に戻ったときに安全を保証する力がないのだと主張する。中央政府は遠すぎるので申し立てられた暴力を調査したり、人びとが家に戻るのを助けたりできない。
これはいくつかの犯罪の申し立てへの報復と集団的処罰の話である。アムネスティ・インターナショナルはリビアにおける戦争犯罪と人権侵害のすべての被害者に正義を要請する。タワルガに対する攻撃は人道に対する罪となると思える。国際刑事裁判所で訴求できるだろう。
その間、ミスラータの古くからの隣人はゴーストタウンに留まり、タワルガの人びとは怖くて戻ることができない。
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