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普通の人びとが組織し声を上げて現実の変化を起こすことができると話すとき、サリル・シャティ自身の経験から語っている。彼はインドの活動家の家庭で育ち、国際的な反貧困NGOであるアクションエイドに移り、後に国連ミレニアム・キャンペーンのディレクターとなった。7月、彼はアムネスティ・インターナショナル(以下アムネスティ)に新しい事務総長として加わる。彼はWireに今後の課題を語った。
Q.
あなたが活動家になったきっかけは何ですか？あなたに行動を起こさせ、NGO活動に参加するようになった、あなたの人生の重要な瞬間は？
A.
私の家庭環境を考えると、他の何かをすることはとてもおかしなことです!
私の母は弁護士で女性運動に非常に意欲的に取り組んでいました。私の父はジャーナリストでダリッド運動に非常に意欲的に取り組んでいます。私の家は運動本部で多くの活動家の場所でした。我が家の電話線はいつも盗聴され、家の外には警官が潜んでおり、私の父は何度も逮捕されました。私がインドで育った当時は非常に動乱の時代でした。1976年に非常事態が宣言され、権利は縮小されました、そしてそのことが国内のジャーナリストや学生、芸術家、その他多くの人の強烈な活動を生み出しました。私の背景を知らない人びとは私が経済的社会的文化的権利の背景出身だと思っているでしょう。なぜなら私は貧困について活動しているからです。しかし実際にはそれはもっと後のことです。私のこの種の活動の出発点は市民的政治的権利について活動することでした。
Q.
2003年、あなたは国連ミレニアム・キャンペーンのディレクターに任命されました。それはミレニアム開発目標をサポートするために世界中の人びとや機関を奮い立たせることでした。そこでの主な課題や実績はどのようなものですか？
A.
私はミレニアム開発目標(MDGs)において総合的な行動をするように促進するキャンペーン活動が大きな変化を起こしたと信じています。実際いくつかの実績があります。たとえば豊かな国では2003年から2008年の間に対外援助は増加し、35カ国が債務を帳消しにしています。このことすべてがキャンペーンの功績というわけではありません。たとえば債務帳消し運動には長い歴史があります。しかし累積的にこのキャンペーンは助けとなっています。最も重要なことは、開発途上国の貧しい人びとの生活にいくつかの現実の具体的な実績がみられるということです。極貧層の大幅な減少、水へのアクセスの増加、約4,000万人以上の子どもが学校へ通うようになったことなどです。
最初から私たちは、もし変化が起こるならば、それは国レベルで、さらに小さな地方のレベルで起こると言いました。政治家が有権者の熱意を感じない限り、彼らは物事を変えないでしょう。もし国の指導者たちが変化の必要性を感じないならば、世界的な会議ができることには限りがあります。だから私たちのアプローチは多くの場合ボトムアップなのです。
課題に関しては、政府の責任を問うことは、国連にとって容易いことではありません。私たちは内部にいることと時には政治的に困難なことをすることのバランスを管理しなければなりませんでした。そしてもちろん国レベルで課題があります。多くの国では、政府が責任を取るという市民の考えは歓迎されません。
Q.
少なくともこの30年間、貧困に取り組む努力はあなたの仕事の中心でした。あなたは、アムネスティの人権の観点が反貧困キャンペーンにどのようなことをもたらすと思いますか？
A.
すべての開発団体が権利基盤の開発について語り始めましたが、多少漠然としていると私は思います。アムネスティが既に存在し、どうやって権利が開発に適用できるかを理解しようとする逆の挑戦があるのです。
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経済的社会的文化的権利と政治的市民的権利の違いは、実際にはそれほど役立ちません。すべての種類の権利が侵害されている同じ人びとなのです。深刻な重複が頻繁にあり、影響を受けるのは世界の大多数の人びとです。たとえばもしあなたが、私の非常に馴染みのある分野−貧困、教育、健康、水−を選べば、非常に頻繁に私たちは人びとが実際に権利を求める時の主な制限と障害物は情報の不足であることが分かるのです。そして情報の権利は市民的政治的権利として分類されています。アムネスティは専門的には社会的経済的権利ではないかもしれないが、これらの権利の達成に非常に直接的な影響があるこれらの面に焦点を合わせることができます。私たちがより組織的にこれらの2つの分野をつなげる方法を見つけなければならないと私は思います。
しかし、アムネスティの強さから働きかける必要や、情報の権利や権利の司法判断適合性(justiciability)のような、既知の分野の問題へのアプローチをする必要があります。実際に司法判断適合する権利が貧しい人びとに現実のものとなるために活動することは、アムネスティが貢献できる圧倒的な分野です。
Q.
あなたは大小を問わずNGOの役割そして活動家の役割をどう考えますか？
A.
私は、市民団体や市民運動について話すことが好きです。私がする仕事では、実際に変化を起こす人びととは何かを起こそうと強く求める普通の人びとであることに疑いの余地はありません。これらの問題の取り扱いの制約のほとんどは、普通は技術的なものではなく政治的なものです。あなたが政治的変化を手に入れる唯一の方法は、一般市民が団結し、自分たちの声を挙げ、圧力をかけることです。この活動はボトムアップから後押しされ、すべての変化の中心となります。私がアムネスティという団体に参加したいと思った最大の魅力の1つは下から押し上げることができる280万人もの会員がいることです。アムネスティの正当性のための最も強い論理的根拠の1つが存在していないことが弱まれば、それが私の興味の中心です。
Q.
評論家の中には、安全への要求やテロリズムの脅威、その他の問題と関連して、人権を見る必要があると言う人もいます。それに関するあなたの意見は？
A.
2005年の世界的な指導者のサミットにおいて、コフィ・アナンは、持続可能な開発なく平和はない、そして平和なく持続可能な開発はない、そして人権なくどちらも持つことができないと話しました。これらは国連憲章の下肢であり世界人権宣言の中心部です。もしテロの原因を考えるなら、頻繁に同じ問題を見つけることになります。あなたが根本的原因に立ち返れば、人権が侵害されていることや、人びとが極貧の中で暮らしていること、あるいは天然資源が荒廃していることが分かります。
Q.
あなたはたぶん私たちの人間らしく生きたいキャンペーン(英語では尊厳を求めるキャンペーン)の一部として、世界中の数万人の人びとが自分たちにとって尊厳とは何を意味するのかという意見をアムネスティに送っていることをご存知だと思います。どう思われますか？
A.
尊敬、人権、そしてすべての不可欠なニーズが満たされる場所で生活するというのは、私にとって基本的な考えです。そして私が不可欠なニーズと言う場合は、それは物質的なニーズだけでなく、社会的政治的文化的ニーズのことでもあります。
Q.
事務総長としてアムネスティに参加する上でのあなたの考えや期待は何ですか？
A.
私は、参加することに個人的にとても興奮しています。今のところ見たものは、非常に励みになっています。結局組織は人で成り立っています。組織を動かしているのは人なのです。
私が今まで出掛けた場所で聞いたこと、そして確かに私が外部の人びとから何度も耳にしたことは、議論、分析そして調査の質です。そして実際に最終的に変化を起こすこれらの組み合わせです。市民の力や良い議論の力−私たちは明確に説明された目標を達成するためにこれら2つを組み合わせる方法を見つけなければなりません。最も簡単な形では、職務とは何かです。
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